タバスコの賞味期限はいつまで?表示の見方や開封後の保存方法も紹介!

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タバスコはピザやパスタ料理・グラタンに辛味を加えたい時に使われている調味料です。タバスコを1度開封してから使い切るまでの期間が長いことが多いようです。

この記事では、開封前と後の賞味期限の違いや、賞味期限が過ぎてしまったタバスコの見分け方などを紹介します。

目次

タバスコの賞味期限はいつまでか知っていますか?

タバスコはピリッとした辛味と酸味が味わえる調味料で、ピザやスパゲティ・パスタ料理に少しだけ辛味が欲しい時によく使われています。ほんの少量で十分な辛味が得られる・使う機会が少ないため、長い期間使ってしまうことがあるそうです。タバスコの賞味期限は一体いつまでなのでしょうか。

タバスコとは

タバスコとはメキシコ合衆国タバスコ州原産の木立唐辛子の1種であるタバスコペッパーを原料とした辛味調味料です。刺激的な辛味と酸味が特徴となっていて、ピザ・スパゲティやパスタ料理・ステーキやバーベキューソースなどの辛味・風味付けとして世界中で使われているそうです。

タバスコの由来

タバスコはメリーランド州出身のルイジアナ州ニューオリンズで銀行を経営していたエドモンド・マルキヘニーが発明したといわれています。南北戦争の頃、メキシコ合衆国タバスコ州から帰還した南軍兵士からタバスコペッパーの種を貰い受けたそうです。

1862年、岩塩の産地として有名だったエイブリー島へ移住したときにタバスコペッパーの種を撒きましたが、北軍が攻撃してきたためテキサス州へと逃げました。終戦後島に戻ると荒れ果てた土地にタバスコペッパーが生えていたそうです。

エドモンド・マルキヘニーはタバスコペッパーを使って、大好物の生牡蠣にかけるソースを作ってみましたが、辛すぎたため蒸留酢で調節した液体調味料が完成しました。

その後研究を進め、1868年に香水の空き瓶に詰めて350本を売ったそうです。1870年にはタバスコの製造方法で特許を取りました。現在では約100ヵ国以上で販売されいるそうです。

日本への普及にはアントニオ猪木氏が関係

タバスコが日本に入ってきたのは、第二次世界大戦後の1945年以降でアメリカ進駐軍が持ち込んだといわれています。当時はレストランや喫茶店などで使われていましたが、タバスコの知名度は低かったようです。

1970年頃、元プロレスラー・アントニオ猪木氏が経営していた貿易会社・アントントレーディング社が代理店契約を結び、大々的にタバスコを宣伝したことによって認知度が上がり、一般家庭でも使われるようになったといわれています。

タバスコの賞味期限

ピザやスパゲティ・パスタ料理などで使われるタバスコですが辛味が強いため少量でも十分に味わえるので、なかなか減らないことがあるのではないでしょうか。賞味期限の見方やタバスコの開封前の賞味期限・開封後の賞味期限はいつまでになっているのかを紹介します。

賞味期限の表示の見方

賞味期限とは袋や容器を開けない状態で保存しておいた食べ物や調味料などを美味しく食べることができる期限のことをいいます。賞味期限は年月日または年月でスナック菓子やインスタント食品・チーズ・缶詰め・ペットボトル飲料など傷みにくいものに表示されています。

賞味期限が6桁になっているときの見方は、左から2桁ずつで、西暦の下2桁・月・日の順番になり、賞味期限が8桁になっているときの見方は、左から4桁が西暦・次の2桁が月・最後の2桁が日になります。最近では印刷技術の進歩により賞味期限の見方が分かりやすくなっています。

賞味期限が過ぎたからと、すぐに食べられなくなることはないので状態を確認してから判断しましょう。ただし開封してある場合は賞味期限に関係なく、早めに食べきるようにしてください。タバスコの開封前の賞味期限と開封後の賞味期限はいつまでになるのでしょうか。

開封前の賞味期限

60ml・150ml・350mlボトルの賞味期限は製造日より5年、1ガロンボトルの賞味期限は製造日より18ヶ月、3.7mlボトルの賞味期限は製造日より1年、使い切りのパウチパックの賞味期限は製造日より2年となっています。

またハラペーニョやハバネロソース・ガーリック・スコーピオンペパーなどを使っているタバスコの賞味期限は製造日より18ヶ月とオリジナルのタバスコより賞味期限は短くなるそうです。

タバスコの外箱のフタには2つの日付が印字されていて、上の6桁は製造日で見方は左から2桁ずつで月・日・年を表し、下の6桁は賞味期限で見方は左から2桁ずつで年・月・日と空白を入れて表示してあります。

タバスコの瓶の裏に貼ってあるラベルにある数字は賞味期限ではなく製造日になっていて、見方は上の6桁の数字が製造年月日で左から2桁ずつで月・日・年、下の数字は製造時刻になるそうです。

開封後の賞味期限

開封後のタバスコの賞味期限は約3ヶ月が目安といわれているそうです。開封後の賞味期限といわれている3ヶ月を過ぎても使えるそうですが、長い期間放置しておくと中の液体が分離してしまいます。

振って混ざり合えば使うことができますが風味が落ちていることもあるので、開封後の賞味期限といわれている3ヶ月以内に使い切るようにしましょう。

タバスコの保存方法

肉は冷蔵庫・野菜は冷蔵庫の野菜室など、食材や調味料の種類によっては常温でも大丈夫など食べ物や調味料には、それぞれ適した保存方法があります。開封後のタバスコには、どんな保存方法が適しているのかを紹介します。

開封後も常温で保存

開封後のタバスコの適した保存方法は、直射日光の当たらない冷暗所となっているそうです。タバスコに直射日光を当ててしまうと着色料が入っていないため、色が茶色に変色してしまい見た目が悪くなる恐れがあります。

開封後のタバスコの保存方法として冷蔵庫に入れる場合もあり、賞味期限を約6ヶ月と延ばすことができるそうです。

しかし冷蔵庫の出し入れによって、タバスコに急激な温度変化を与えてしまうので品質・風味が落ちてしまうそうです。開封後のタバスコをいつまでも美味しく賞味期限内に使う保存方法として、直射日光の当たらない暗い場所を選びましょう。

変色したタバスコは使っても大丈夫?

タバスコには保存料や着色料などが一切使われていないため、光に当たると変色してしまうことがあります。変色してしまったタバスコは使っても問題はないのでしょうか。また賞味期限が過ぎていても使えるかどうかを見分ける方法を紹介します。

賞味期限が過ぎたタバスコの見分け方

変色してしまった・賞味期限が過ぎてしまったタバスコが使えるかどうかの見分ける方法は、タバスコの瓶を振ってからの反応を見ます。タバスコは傷みが進むと液体とタバスコペッパーが分離してしまいます。

タバスコの瓶を良く振ってみたけど、いつまでも液体が混ざらない場合は、賞味期限が過ぎているので処分しましょう。

タバスコの作り方

タバスコはタバスコペッパーをすり潰しペースト状にして、樽に詰めてフタをします。その上に大量の塩を被せて3年間寝かせます。樽のフタを塩で被せておくことで、フタに隙間があっても塩の粒によって密封されるそうです。

3年寝かせ発酵したタバスコペッパーに酢を加え、2~3週間かけて混ぜ合わせ不純物を取り除き瓶詰めされて製品になります。タバスコは手作りすることができます。材料と作り方、賞味期限がいつまでなのかなどを紹介します。

材料・作り方

手作りタバスコの材料は唐辛子10g・塩小さじ1・水70cc・酢50ccとなります。作り方は、唐辛子を輪切りにして塩を加えてから器に入れておきます。辛くしたくない場合は、唐辛子の種を取り除きましょう。

鍋に水を入れ沸騰させたら唐辛子を入れた器に注ぎ、すぐに皿などでフタをして1日置きます。熱湯を注ぐとき唐辛子の辛味成分が湯気に含まれているので、吸い込むと目・鼻・のどに刺激を与えてしまうので注意してください。

1日置いた唐辛子と酢をミキサーで攪拌させて、ザルで濾したら完成となります。ミキサーで攪拌している時、唐辛子の辛味成分が飛んでいるので顔を近づけすぎないようしましょう。

手作りのタバスコの賞味期限は?

手作りしたタバスコは煮沸消毒をした瓶に入れて、直射日光の当たらない冷暗所で約2週間寝かせてから使いましょう。手作りしたタバスコも冷暗所で約3年寝かせておくと、市販品のタバスコの味に近くなるそうです。

手作りしたタバスコの賞味期限はハッキリとしていません。市販品のタバスコが傷んでるかどうかを確認するときと同じように、瓶を良く振って液体が分離しないかを見ます。分離してしまった場合は賞味期限が過ぎたと判断して処分しましょう。

また色が変色している・異臭がする場合も賞味期限が過ぎているという判断材料になります。食べ物や調味料の賞味期限をしっかり把握しておけば、安心して食べることができ食事が楽しめるので賞味期限は重要となります。

タバスコの賞味期限・保存方法に注意しよう!

エドモンド・マルキヘニーが大好物の生牡蠣にかけるソースとして誕生したタバスコですが、今では世界中で使われるようになりました。ピザやパスタ料理にかけるだけでなく、マヨネーズやトマトケチャップ・カレーなどに加えると違う味を楽しむことができる便利な調味料です。

タバスコに光を当ててしまうと変色して風味が落ちてしまうので、日の当たらない冷暗所で保存しましょう。またタバスコの賞味期限は5年と長いですが、これは開封前の賞味期限です。

瓶にある日付は賞味期限ではなく、製造年月日となっているので注意しましょう。開封した日を瓶に書いておくと賞味期限の目安になります。

開封したタバスコの賞味期限は約3ヶ月といわれているので、その期間中に食べきるようにしましょう。タバスコの変色やニオイ・賞味期限などに注意して、タバスコ特有の辛味と酸味を味わってみませんか。

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